施設NEWS

2025.06.06

デイニュースVOL63 A Day in the デイサービス

 「生け垣の 花を散らして 走り梅雨」職員A

こんにちは!杜の風上原デイサービス職員Aです。

風薫る5月も令和の米騒動のうちに過ぎてしまい、はや短夜の季節。口が滑った前農水大臣の任期のごとく夜が短い6月です。

どうなる?米騒動。新たな大臣の下、打ち出す政策が粒ぞろいだと良いのですがコメだけに。

 と・こ・ろ・で

コロナ5類移行以来、徐々に杜の風に戻ってきていただいているボランティアの皆さんですが、過日、またまたステキな方々が杜の風1Fホールに登場してくださいました。

今回は二組のジャズメンです。

実はワタクシ、ゆる~いジャズファンでして、お目もじするのを楽しみにしておりました。

杜の風ジャズフェスの杮落しは中谷泰子さんのピアノ弾き語り。

中谷さんは高校時代にモーツアルト作レクイエムのソリストに抜擢、音楽の道を志し大学の声楽科へ進学、その後ポップス・ロックに目覚め歌い手として活動、渡米しジャズシンガーとなられました。ビル・エバンスやH・ハンコック、中本マリなどの名プレーヤーもクラッシックに触れた後ジャズメンとなっていますね。

グランドピアノにマイク1本のシンプルなスタイルで始まった演奏は、空色のニットドレスに小柄なお姿そのままのシルキー&ウィスパーボイス。ご利用者さまと一緒に聴き入っておりました。

目を瞑ればここはブルーノートかピットインか。

中谷さんには次のお出での際にはぜひムーンライト・セレナーデを弾き語っていただきたいです。

久しぶりにお気に入りの笠井紀美子に針を落とそうかな・・・

 

続いての登場は、ボーカル・ピアノ・ウッドベース・ドラムス のカルテット「栗林わくわくドリームバンド」。

ジャズ・ラテン・ブラックミュージック・ポップスなどのミュージシャンがボランティア活動のために結成したバンドです。

ジャンルに囚われず音楽の素晴らしさをお伝えしたいと申されていました。参加されるみなさんに、歌ったり身体を動かしたりしながら「音」を「楽しんで」もらいたいとのこと。

演奏は歌謡曲・唱歌・シャンソン・GSサウンド・ボサノヴァ

などなど。時にはトークを、あるいは体操やストレッチを織り込んでまさに「音」で「楽」しませていただきました。

目を瞑ればここは田園コロシアム ライブ・アンダー・ザ・スカイ

ゆるいジャズファンの職員Aとしては、ぜひこのカルテットで

RTFの「What Game Shall We Play Today」を演っていただきたく思います。

ジャズの醍醐味は、主題とインプロビゼーションの綾なすサウンドですが、音楽として成り立つためには主題への深い理解と、アドリブを行う演奏者の洞察力(他の演奏者との掛け合いやユニゾン、聴衆への眼差し)が不可欠と言えるでしょう。これって、私達介護施設で働く者にも当てはまるのではないでしょうか?

介護保険制度という主題を深く理解し、その制度・理念を遵守しつつご利用者さまお一人お一人に即した介護というアドリブを実践し、職員相互のユニゾンやハーモニーを奏でる。

目指せジャズジャイアンツ!

もうすぐに雨の季節がやってきます。

その後には暑い夏!みなさん、心と体を整えて健やかに参りましょう!

「街角に あじさい灯り 傘ひとつ」職員A